空港で夜を明かす朝まで待つ方法

ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3は安全

セブパシフィック航空の国際線で関西空港から出発した場合、ニノイ・アキノ国際空港に到着するのは深夜になります。そのまま留学などでマニラ市内やバギオなどに移動する場合は、留学する学校などに出迎えを頼めば問題ありません。

問題となるのはセブやバコロドなどに移動するために国内線に乗り換える場合です。深夜で国内線のフライトはすべて終わっていますので、翌朝まで待つことになります。どこで待つかですが、マニラ市内のホテルよりもターミナル3の中で待つことをお勧めします。

まず第一に、マニラ市内への移動のリスクです。ターミナル3の1階から出るイエロータクシーは安全度は高いですが、タクシーが安全であることと、深夜のマニラが安全であることとはイコールではありません。これに対して空港はどんな国でもセキュリティレベルが非常に高い場所の一つです。ホテルに宿泊するためにターミナルの外に出るよりも、ターミナル3の中で朝まで過ごすほうが安全です。

第二に、深夜にマニラのホテルに着いても、翌日朝早くにはターミナル3に戻って来なければならないわけですから、ホテルで過ごせる時間があまりなく不経済です。

ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3

第三に、ニノイ・アキノ国際空港の中でもターミナル3は最新のターミナルで、設備が新しく充実しており、比較的快適に過ごせます。ちなみにターミナル3の建設を担当したのは、日本の竹中工務店です。

ターミナル3の朝まで過ごすスペース

ニノイ・アキノ国際空港でもターミナル1や2は長時間を過ごすスペースが豊富にあるとはいえません。これに対しターミナル3は朝まで待つスペースが比較的豊富です。

ターミナル3の4階待合スペース

まず、ターミナル3の4階にはコンビニやフードコートなどが揃っているのですが、ここにベンチを並べた待合スペースがあります。多くの人が食事をしたりしていますので、若干騒々しいかもしれません。

3階出発フロアの待合スペース

3階の出発フロアにも壁沿いなどを中心にベンチが並んでいます。ただこちらも行き交う人が多いため、静かに過ごすのには適していません。

3階出発フロアの待合スペース

ターミナル3でお勧めの一夜を過ごすスペースは、3階出発フロアの向かって左手奥です。右手がセブパシフィック、その次がパルエクスプレスのチェックインカウンターがあり、このあたりは人が多いのですが、左手は全日空とゼストエアのチェックインカウンターで1日に合わせて2便しかないため、人があまりいません。その左手の一番奥に広い待合スペースがあり、比較的静かですいています。

ターミナル3の商業施設

ターミナル3は同じニノイ・アキノ国際空港の他のターミナルに比べて商業施設が充実しています。ターミナル3で朝まで待つ場合は4階に集中するこれらの施設を利用するのが良いでしょう。

まず飲食店ですが、日本でもお馴染みのミスタードーナツなどの軽食のほか、ピザハットやイエローキャブなどのピザショップ、フィリピン資本のハンバーガーショップであるジョリビー、さらに日本のラーメンを出すお店まであります。

ミスタードーナツ

また、コンビニエンスストアはミニストップとセブン-イレブンがあります。両方ともサンドイッチや弁当などを売っており、店の前にベンチと椅子がありますので、食事を安く済ませたい人はコンビニのほうが良いでしょう。

ミニストップ

物販店もありますが品揃えはそこまで良いとは言えません。あまり期待しないほうが良いです。ターミナル3の4階の商業施設について、詳しくはこちらのページを参照してください。→4階の案内図/見取り図

インターネット接続

ニノイ・アキノ国際空港で朝まで待つとなると、ろくに寝ずに何時間も待つことになります。そんな時に暇つぶしに使えるのがインターネットです。

インターネット接続

ターミナル3の中では無料の無線LANにWiFiでインターネット接続ができます。また、コンセントも何ヶ所かありますので、電池を気にせずパソコンを使えますし、携帯電話やスマホの充電もできます。ターミナル3でのインターネット接続については、こちらのページを参照してください。→パソコン/タブレットでネット接続

ニノイ・アキノ国際空港のトイレ

空港で一晩を過ごすとなるとトイレも大切です。

トイレ

ターミナル3には4つのフロアすべてに複数のトイレがあります。建物がまだ新しい上、こまめに掃除されているので快適に使うことができます。